「ミキサー」と「フードプロセッサー」の違いは?

「ミキサー」とは、食材の粉砕、攪拌を行う調理器具のことで、ガラス製の容器の底に取り付けられた硬質の刃をモーターで回し、容器内の材料を粉砕して混ぜる電動機器を指します。
果物や野菜からジュースを作る用途以外に、スムージーやスープを作るのにも適しています。
なお、英語圏では「ミキサー」のことを「ブレンダー(blender)」と呼び、単に「ミキサー」という場合、信号処理の分野で使われる電気信号を混合する電子回路や機器を指したり、調理器具においては日本でいう「ハンドミキサー」のことを指す場合が多いです。

一方「フードプロセッサー」とは、食材のみじん切り、ペースト加工を行う調理器具のことで、ガラス製の容器の中に装着した硬質の刃をモーターで回し、容器内の材料をみじん切りにしてして混ぜる電動機器を指します。
野菜や肉、魚などの食材をみじん切りやペースト状にする料理の下ごしらえに用いられることが多い機器になります。
容器の底に刃が固定された「ミキサー」と違い、「フードプロセッサー」は刃が交換できることからメーカーによっては、専用の替刃やオプション部品を装着することで、輪切りをするスライサーやかき氷機、パン生地練りとして使用できるものもあります。
また「フープロ」と略されることや「スピードカッター」などの呼称が用いられることもあります。