レンチスパナは、いずれも自動車整備設備工事建築工事などにおいてボルトナットを締めつけたり緩めたりする際に用いる工具です。
 
レンチ

「レンチ」とは、ボルトやナットの締緩作業に用いる工具の総称で、アメリカ英語の “wrench” を語源としています。
日本においては、「めがねレンチ」や「コンビネーションレンチ」をはじめ、サイズ変更ができる「モンキーレンチ」、円筒状のボックスがついた「ボックスレンチ」、ソケットを適合サイズに交換して使用する「ソケットレンチ」、丸いパイプなどに使用できる「パイプレンチ」、適正トルクで締め付けるための「トルクレンチ」、ラチェット機構のついた「ラチェットレンチ」、六角穴に差し込んで使用する「六角レンチ」など多種多様な用途の工具に「レンチ」の呼称が用いられます。

両口スパナ

「スパナ」とは、イギリス英語の “spanner” を語源とする「レンチ」別称で、「スパナー」とカタカナ表記することもあります。
日本においては、先端が開放された固定サイズのもののみに用いられることが多く、単に「スパナ」といった場合固定サイズの挟む部分が片側のみについた「片口スパナ」か、固定で異径サイズの挟む部分が両端についた「両口スパナ」を指すことがほとんどです。
なお、モンキーレンチの別称として「自在スパナ」、ボックスレンチの別称として「箱スパナ」が用いられることや、JIS規格ではコンビネーションレンチに「片目片口スパナ」、六角レンチに「六角棒スパナ」の名称が使用されるなど、片口スパナ、両口スパナ以外でも「スパナ」の呼称が用いられることもあります。


■ Wikipedia レンチ

「レンチ」…アメリカ英語を語源としたボルトやナットの締緩作業に用いる工具の総称
「スパナ」…イギリス英語におけるレンチのことで、日本においては先端が開放された固定サイズのもの

「レンチ」と「スパナ」の違いは?
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