CANON(キヤノン)社製インクジェットプリンターには「BK」と「PGBK」の2種類の黒インクを使う機種があります。
BCI-350PGBKとBCI-351BKや、BCI-325PGBKとBCI-326BK、BCI-320PGBKとBCI-321BKというようにそれぞれ通常のカラーインクの品番と同じ数字の「BK」とひとつ若い数字の「PGBK」になっていることが多いのですが、これはキヤノン社のプリンターは「染料インク」と「顔料インク」の両方の黒インクを搭載し、印刷する内容によって使い分けているからです。
「PGBK」は文書印刷に適した「顔料インク」で、「BK」は写真印刷に適した「染料インク」のブラックになります。
両者に共通する「BK」は「Black(黒)」の略ですが、「PGBK」の「PG」は「Pigments」の略で「顔料」という意味です。
また、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)等のカラーインクは写真印刷に適した「染料インク」のみが使われています。
「染料インク」と「顔料インク」の詳細については
「染料インク」と「顔料インク」の違いは?
もあわせてお読みください。
ちなみに余談ですが、CANONはカタカナ表記する場合「キャノン」ではなく、正式には「キヤノン」と「ヤ」を大きい文字で書きます。
「PGBK」は文書印刷に適した「顔料インク」
「BK」は写真印刷に適した「染料インク」
こちらの[違いは?]もどうぞ
CANONプリンターのインク「BK」と「PGBK」の違いは?