混同されることが多い文房具・事務用品の「バインダー」と「ファイル」は、日本ファイル・バインダー協会では以下のように定義して使い分けられています。
「バインダー」とは、未記入のルーズリーフや帳票など、綴じ穴のある用紙を挿入して、書き込むことができる綴じ具のついた表紙のことです。
「ファイル」とは、記録済みの伝票や書類などの文書、印刷済みのカタログなどを綴じたり挟んで整理、保管するための表紙のことです。
「バインダー」は英語で “binder” と書き、「縛るもの」「結ぶもの」「結束具」という意味を持ちます。
このため、書類に穴を開けずに挟んでまとめるタイプのZ式金具やクリップを用いたものは厳密には「バインダー」といえません。
しかし、板にクリップがついた「クリップボード」を指して「バインダー」と呼ぶ場合もあり、使い分けは曖昧になっています。
一方「ファイル」は英語で “file” と書き、元々は「綴じ紐」という意味でした。
現在では書類を整理する文具だけではなく、コンピューターの記憶装置上におけるデータオブジェクトも「ファイル」と呼ばれます。
■ 日本ファイル・バインダー協会 公式
■ Wikipedia バインダー
■ Wikipedia ファイル (文具)
「バインダー」…綴じ穴のある用紙を綴じ書き込みができる文房具
「ファイル」…記録済みの書類などを整理、保管するための文房具
こちらの[違いは?]もどうぞ
「バインダー」と「ファイル」の違いは?