鉛筆は、炭素結晶であるグラファイト(鉛)と粘土を練り合わせて焼き固めたもので、芯が硬いものから「9H」「8H」「7H」「6H」「5H」「4H」「3H」「2H」「H」「F」「HB」「B」「2B」「3B」「4B」「5B」「6B」と、17種類がJIS規格において規定されています。

「B」は「ブラック “Black” 」の略で、数字が大きいほどグラファイトに対する粘土の割合が低くなり、黒が濃く、芯は柔らかくなります。
主に絵画スケッチなどに使用されることが多い鉛筆です。

「H」は「ハード “Hard” 」の略で、数字が大きいほどグラファイトに対する粘土の割合が高くなり、芯が硬く、黒は薄くなります。
主に製図用などに使用されることが多い鉛筆です。

「HB」は、「H」「B」の中間の硬度濃度を持つ、最も一般的で、幅広い用途に対応した鉛筆といえます。

「F」は「ファーム “Firm” 」の略で、「堅く引き締まった、しっかりした」という意味を持つ「HB」「H」の中間の硬度・濃度の鉛筆です。

日本国内でトップシェアを誇る三菱鉛筆株式会社のHi-uni(ハイユニ)は、JIS規格で定められた17種類に「10H」「7B」「8B」「9B」「10B」を加えた全22硬度の世界一の硬度幅をもつ製品です。

なお「H」「B」といった硬度表記の記号を最初に使用したのはロンドンの鉛筆製造業者ブルックマン社で、日本以外でも多くの国で使われている単位になります。


■ Wikipedia 鉛筆

「B」 “Black” の略、数字が大きいほど黒が濃く、芯は柔らかくなる
「H」 “Hard” の略で、数字が大きいほど芯が硬く、黒は薄くなる
「HB」HとBの中間の硬度・濃度
「F」HBとHの中間の硬度・濃度

鉛筆の「HB」と「B」「H」「F」の違いは?
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