「マウス」、「ラット」、「モルモット」は、いずれも動物実験や試験、研究、教育、科学的な利用を目的として繁殖される実験動物で、愛玩動物として飼育されることもある哺乳類です。
「マウス」とは、齧歯(げっし)目ネズミ科ハツカネズミ属に属する齧歯類で、和名は「ハツカネズミ」、成体で体長57~91mm、尾長42~80mm、体重10~25gのものが一般的です。
実験動物として最も多く用いられるほか、肉食の爬虫類や鳥類などペットの餌用としても用いられます。
「ラット」とは、齧歯目ネズミ科クマネズミ属に属する齧歯類で、和名は「ドブネズミ」、成体で体長186~280mm、尾長149~220mm、体重150~500gのものが一般的です。
「ラット」は、「マウス」と比較して大きいため、外科的処置が必要な実験などに用いられます。
また、「マウス」同様ペットの餌用としても用いられます。
「モルモット」とは、齧歯目テンジクネズミ科テンジクネズミ属に属する齧歯類で、和名は「テンジクネズミ」、成体で体長200~400mm、尾はなく、体重は約500~1,500gのものが一般的です。
「モルモット」は、かつては病理学の実験動物としてよく用いられていましたが、近年は小型の「マウス」や「ラット」が用いられることが多くなっています。
ただし、アレルギーに関する実験には、アレルギーに対する感受性が高い「モルモット」が用いられることが多いです。
なお、南アメリカアンデス地方など、一部の地域では「モルモット」を食用として飼育している地域もあります。
■ Wikipedia ハツカネズミ
■ Wikipedia ラット
■ Wikipedia モルモット
■ Wikipedia 実験動物
■ Wikipedia 動物実験