などの躯体部分に鉄製鋼製部材を用いた建築物のうち、鋼材の厚みが6mm以上のものを重量鉄骨造、6mm未満のものを軽量鉄骨造といいます。

「重量鉄骨造」とは、躯体部分に厚さが6mm以上のH形鋼やI形鋼などの「重量鉄骨」を使用した建築物の構造で、おもにビルマンションなど大規模な建築物に用いられています。
「重量鉄骨造」の建築物を減価償却資産としてみた場合の法定耐用年数は住宅用のもので34年です。
重量鉄骨造

「軽量鉄骨造」とは、躯体部分に厚さが3~4mmのリップ溝形鋼や角形鋼管などの「軽量鉄骨」を使用した建築物の構造で、おもに住宅や小規模な店舗倉庫などで用いられます。
「軽量鉄骨造」の建築物を減価償却資産としてみた場合の法定耐用年数は住宅用のもので19~27年です。
軽量鉄骨造

木造軸組構法同様に筋交いを用いたブレース構造で建築される「軽量鉄骨造」は、一般の住宅で多く採用されていますが、近年では、「重量鉄骨造」を採用する住宅メーカーもあります。
「重量鉄骨造」では、筋交いのないラーメン構造で建築することができるため、大きな開口部を設けることができたり、壁のない大空間を作れるなど設計の自由度が高いメリットがある一方、太い柱が必要なため、柱や梁のある部屋の角が出っ張ることもあります。
また、構造が「重量鉄骨造」のビルやマンションなど大規模な建築物においても、内部の間仕切り壁や天井などの下地材には0.5~4mmの「軽量鉄骨」が用いられることがほとんどです。


■ Wikipedia 鉄骨構造
■ 国税庁 耐用年数(建物・建物附属設備)

「重量鉄骨造」…躯体部分に厚さが6mm以上の重量鉄骨を使用した建築物の構造
「軽量鉄骨造」…躯体部分に厚さが3~4mmの軽量鉄骨を使用した建築物の構造

「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の違いは?
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