日本では、住宅の改築や改装を指す言葉として「リフォーム」や「リノベーション」がありますが、これらに明確な定義はありません。
「リフォーム」とは、一般的に老朽化した建物を新築の状態に戻すことをいい、修繕や改修といった意味で使われることが多いです。
雨漏りの修繕、建具の修繕といった壊れている箇所の修繕や、トイレの便器、システムキッチンやユニットバスといった住宅設備の交換、壁や天井のクロスの張り替え、ペンキの塗り替えなど、比較的小規模な工事が中心といえます。
一方「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、新築当時よりも建築物の性能を向上させて、新たな付加価値をつけることをいいます。
建物の躯体以外はほとんど解体するような大規模な工事を指すことがほとんどですが、近年では「リフォーム」に該当する小規模な工事でも、付加価値を持たせるため「リノベーション」と呼ぶことも増えています。
また、工事の規模に関わらず、用途や機能を変更する場合のみを指して「リノベーション」とする場合もあります。
なお、英語の “reform” は「改心する、改正する」といった意味で、本来は住宅改修の意味はありません。
日本語の「住宅リフォーム」に相当する英語は、 「革新、刷新、修復」といった意味がある “renovation” になります。
■ Wikipedia リフォーム
■ Wikipedia リノベーション
「リフォーム」一般的に老朽化した建物を新築の状態に戻すこと
「リノベーション」大規模な改修工事を行い建築物の性能を向上させ新たな付加価値をつけること
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「リフォーム」と「リノベーション」の違いは?