「電動ガン」と「次世代電動ガン」の違いは?

「電動ガン」とは、サバイバルゲームなどに使用される遊戯銃の一種で、内蔵の電動メカで連続的に空気を圧縮してBB弾を発射する構造を持つエアソフトガンです。
一般的なエアソフトガンでは手動で行っていた空気の圧縮やマガジンからBB弾を送る機構を、充電式電池と電気モーターを用いることにより自動連射を可能にしています。
温暖化に影響があるフロンガスなどの圧縮ガスを充填して使用するガスガンに変わり、近年ではサバイバルゲームで主流となっており、特に玩具メーカー株式会社東京マルイの製品が高いシェアを誇っています。

「次世代電動ガン」とは、「電動ガン」の一種で、本物の銃に近い射撃時の反動(リコイルショック)を得られる、反動発生機能を持ったものをいいます。
リコイルショックを得るための「シュート＆リコイルエンジン」という機構を内蔵する以外に、メタルフレーム使用によるずっしりとした重量感や、エジェクション・ポートという空薬莢を排出する箇所が疑似動作する等、より実銃に近い感覚を楽しめるような構造を持つものが多いです。
一方でリコイルの打撃音やリコイルショックによるブレでの命中率の問題、バッテリーの消費量の多さなどのデメリットから、サバイバルゲームの使用には不向きであるという否定的な意見もありますが、よりリアルな感覚を楽しむため、また前述の通りメタルフレームの使用により、ノーマルでも剛性が高いというメリットもあり、選択は個人の好みの問題となっています。

なお、「次世代電動ガン」と明確に区別するため、リコイルショックを発生させる機能を持たない「電動ガン」を、「スタンダード電動ガン」と呼ぶこともあります。