「スウェード」とは、牛や山羊、羊などの皮革の裏側(肉面)をやすりやサンドペーパーでバフがけして細かく起毛加工したものをいいます。
英語では “suede” と書き、スウェーデン発祥の加工技術であることが由来です。
毛足の長いものは「ベロア」と呼ばれることもあります。
「ヌバック」とは、皮革の表側(銀面)をやすりやサンドペーパーでバフがけして細かく起毛加工したものをいいます。
英語では “nubuck” と書き、”buck” は「牡鹿」を意味します。
本来は鹿やトナカイなどのシカ科の動物の革を用いたもののみを指しましたが、現在は表側に起毛加工を施した皮革全般の呼称となっています。
「バックスキン」とは、英語で “buckskin” と書き「鹿革」を意味します。
しかし、日本においては “backskin” と誤用され、和製英語として「革の裏側」という意味で定着しました。
そのため、「バックスキン」を「スウェード」や「ベロア」の総称とされることもありますが、これは的確な表現とはいえません。
本来の「バックスキン(buckskin)」は、表裏や起毛加工の有無は問わず、単に鹿の革のことを指す言葉です。
■ Wikipedia スエード
■ Wikipedia 皮革
「スウェード」…皮革の裏側を起毛させたもの
「ヌバック」…皮革の表側を起毛させたもの
「バックスキン」…鹿革のこと、日本では「革の裏側」という意味で定着
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「スウェード」と「ヌバック」「バックスキン」の違いは?