中華料理として人気のある「点心(テンシン)」と「飲茶(ヤムチャ)」はどのような違いがあり、区別されているのでしょうか。
「点心」は、主菜と中華スープ以外の料理を指します。
日本では主に、中華まん、ワンタン、シュウマイ、餃子などを「点心」と呼んでいますが、中国ではお菓子や軽食といった間食も「点心」と呼びます。
「点心」には、「甜点心(ティエンティエンシン)」と呼ばれる甘味のあるものと、「鹹点心(シェンティエンシン)」と呼ばれる塩味の2種類あります。
「飲茶」は、中国茶を飲みながら「点心」を食べることで、中国広東省や香港などを中心に行われている習慣のことをいいます。
中国茶であるウーロン茶、プーアール茶、ジャスミン茶は味の濃い「点心」と相性がよいだけでなく、「点心」に含まれる油分を吸収しにくくする作用があるともいわれています。
近年、日本でも「飲茶」を体験できるお店が増えていますが、「点心」と中国茶を一緒に楽しむのではなく、「点心」を食べるということに重点を置いているお店がほとんどです。
「点心」は、軽食やお菓子などのことを指し、「飲茶」は中国茶を飲みながら「点心」を食べる習慣のことを指す
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