風邪とは、おもにウイルス感染が原因の病気「急性上気道炎(普通感冒)」によって引き起こされる咳、鼻水、鼻づまり、の痛みなどの呼吸器系の炎症性の症状のことで、医学的には「風邪症候群」と呼ばれます。
消化管のウイルス感染によって嘔吐、下痢、腹痛などの腹部症状が引き起こされた場合、「感冒性胃腸炎」や「胃腸かぜ」と呼ばれます。

一方インフルエンザとは、インフルエンザウィルスの感染によって引き起こされる急性感染症病名です。
インフルエンザウイルスに感染した場合は、数日の潜伏期間を経て、「インフルエンザ」を発症します。
「インフルエンザ」は、「風邪」の諸症状に加え、38℃以上の高熱や頭痛、全身倦怠感、筋肉痛を伴います。
また、食欲不振、腹痛、嘔吐、下痢といった胃腸症状を伴う場合も多いです。
日本において「インフルエンザ」冬季に流行することが多く、一般的な「風邪」の原因「急性上気道炎」を「普通感冒」と呼ぶのに対して、「インフルエンザ」は「流行性感冒」と呼ばれます。

医学的には「インフルエンザ」は病名、「風邪」は症状名になります。


■ Wikipedia 風邪
■ Wikipedia インフルエンザ

「風邪」…ウイルス感染が原因の病気「急性上気道炎」によって引き起こされる呼吸器系の症状
「インフルエンザ」…インフルエンザウィルス感染が原因の急性感染症の病名

「風邪」と「インフルエンザ」の違いは?
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