「オオカミ」とは、食肉目イヌ科イヌ属に属する哺乳類「タイリクオオカミ」とその亜種の総称です。
「タイリクオオカミ」は、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸に広く分布しており、「ハイイロオオカミ」と呼ばれることもあります。
成体で、体長100~150cm、尾長35~50cm、体重25~60kg程度の個体が多く、体毛は白色、灰褐色、黄褐色、黒色など生息域により様々です。
食性は小動物や鳥、鹿などを食べる肉食中心ですが、甲殻類や昆虫類、動物の死骸も食べる雑食性です。
日本で単に「オオカミ」といった場合、古来より本州、四国、九州に生息していたタイリクオオカミの亜種「ニホンオオカミ」を指すことがほとんどでしたが、過去50年に渡り生存の確認がなく、絶滅種と考えられています。
「ハイエナ」とは、食肉目ハイエナ科に属する哺乳類の総称です。
真性ハイエナと呼ばれる肉食の「ブチハイエナ」、「シマハイエナ」、「カッショクハイエナ」と、昆虫食の「アードウルフ」の4種に分類され、代表種の「ブチハイエナ」は、サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に広く分布しており、「マダラハイエナ」と呼ばれることもあります。
成体で、体長100~180cm、尾長25~35cm、体重45~90kg程度の個体が多く、体毛は茶褐色や灰褐色に黒色や黒褐色の斑点模様が入っています。
メスをリーダーとした数十頭構成のクランと呼ばれる群れで活動することが多く、群れで狩りを行います。
「ハイエナ」は、ライオンなど他の肉食動物の食べ残しや屍肉を漁ったり、獲物を横取りするイメージが一般的に定着していますが、大型のブチハイエナは俊敏で自ら獲物を捕獲することも多いです。
■ Wikipedia オオカミ
■ Wikipedia ハイエナ