「ブラックフライデー」とは、アメリカ合衆国の祝日である「感謝祭(11月の第4木曜日)」の翌日の金曜日のことです。
作物の収穫を祝う感謝祭は、アメリカでは親族や友人が集まる大切な家族行事となっており、感謝の意を込めてプレゼントを贈りあうことも多いです。
感謝祭翌日の金曜日は感謝祭用プレゼントの売れ残り商品の一掃セール日になっていることや、クリスマスの約1か月前でクリスマスセール・年末セールの開始日にもあたることから、アメリカの小売業界では一年で最も売り上げが見込める日とされています。
小売店が大きく黒字になることが「ブラックフライデー」の由来で、日本語では「黒字の金曜日」と呼ばれることもあります。
近年では感謝祭が祝日になっていない日本においても「ブラックフライデー」と銘打ったセールが開催されることが多くなっています。
「サイバーマンデー」とは、「ブラックフライデー」の3日後の月曜日のことです。
感謝祭の休暇期間中は実店舗での売り上げが増加しますが、オンラインショップにおける売り上げは感謝祭の休暇が明けた月曜日に大きく増加します。
このことからインターネット上のECサイトなどでは感謝祭の翌月曜日から「サイバーマンデー」と銘打ったセールを開始するサイトも多いです。
一方で感謝祭の翌月曜日とは無関係に「サイバーマンデー」の呼称が用いられることも多く、Amazonが日本で運営するアマゾンジャパンなどでは、月曜日が含まれない日程でも「サイバーマンデー」と銘打ったセールを行うことがあります。
なお、「ブラックマンデー」は、世界的株価大暴落が始まった1987年10月19日の月曜日のことで、日本語では「暗黒の月曜日」と呼ばれ同じブラックでも意味が全く違います。
■ Wikipedia ブラックフライデー (買い物)
■ Wikipedia サイバーマンデー