日本における「警察官」とは、犯罪の予防、鎮圧および捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りなど、公共の安全と治安維持を責務とする公務員です。
一般的に「お巡りさん(おまわりさん)」といわれることがあるのは「巡査」という階級で、交番や駐在所などで勤務する「警察官」を指すことが多く、他に「巡査部長」「警部補」「警部」「警視」「警視正」「警視長」「警視監」「警視総監」の9つの階級が警察法で定められています。
「警察官」を「警官」と略して呼ぶのはマスコミ用語で、正式な呼称ではありません。
なお、「警察官」には、警察庁に採用される国家公務員と、都道府県に採用される地方公務員があります。
日本における「刑務官」とは、刑務所、少年刑務所や拘置所などの施設において、受刑者の監視や施設内の保安警備などを職務とする国家公務員です。
刑務所においては、受刑者への改善指導・矯正教育を通じて社会復帰の実現を助け、拘置所においては、勾留中の被疑者・被告人の逃走や罪証隠滅を防止することを主な職務とします。
一般的には「看守」といわれることも多いですが、厳密には「看守」は「刑務官」の一階級にあたり、他に「看守部長」「副看守長」「看守長」「矯正副長」「矯正長」「矯正監」があり、7階級となっています。
なお。「刑務官」は法務事務官の一種で、法務局によって採用が行われます。
■ Wikipedia 日本の警察官
■ Wikipedia 刑務官
「警察官」…公共の安全と治安維持を責務とする公務員
「刑務官」…刑務施設で、受刑者の監視や施設内の保安警備などを職務とする国家公務員
こちらの[違いは?]もどうぞ
「警察官」と「刑務官」の違いは?