ccとは「シーシー」と読む体積を現す単位です。
英語の “cubic centimetre” の略で、一辺が1cm(センチメートル)の立方体の体積が1ccになります。
国際単位系(SI)では体積を「cm3(立方センチメートル)」で現すと定義されており、「cc」を使用することは推奨されていません。

mlとは「ミリリットル」と読む体積を現す単位です。
1mlは1l(リットル)の1,000分の1で、1cc、1cm3と同じ体積です。
「cc」同様、国際単位系の「cm3」を使用することが推奨されており、「ml」を使用することは推奨されていません。

「cc」「ml」は、「cm3」と等しい体積の単位といえます。

「g」とは「グラム」と読む質量(重さ)を現す単位です。
1グラムは「最大密度にある蒸留1ミリリットルの質量」とされています。

つまり、標準大気圧下で最大密度の蒸留水に限れば
1cc = 1ml = 1cm3 = 1g
ということになります。

ただし、「g」のみ質量の単位になるため、水以外の比重の異なるものはこの限りではありません。
例えば、比重の軽い食用油は100cm3(cc,ml)でも90g程度しかないものもありますし、比重の重い水銀などは同量の100cm3(cc,ml)で1,353g(1.353kg)にもなります。

料理などで材料調味料の分量を現す場合、液体「cc」「ml」、粉末や固形物は「g」で表記されることが多いです。


■ Wikipedia 立方センチメートル
■ Wikipedia グラム

「cc」…体積を現す単位で、一辺が1cmの立方体(1cm3)の体積が1cc
「ml」…体積を現す単位で、一辺が1cmの立方体(1cm3)の体積が1ml
「g」…質量を表す単位で、標準大気圧下で最大密度の蒸留水1cm3の質量が1g

単位の「cc」と「ml」「g」の違いは?
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