「新幹線」とは、旧日本国有鉄道のJRグループが運営する日本の高速鉄道のことで、JR東海が運営する「東海道新幹線」、JR東日本が運営する「東北新幹線」「上越新幹線」、JR西日本が運営する「山陽新幹線」、JR東日本とJR西日本が運営する「北陸新幹線」、JR北海道が運営する「北海道新幹線」、JR九州が運営する「九州新幹線」の7路線があります。
一方「在来線」とは、JRグループが運営する「新幹線」以外の鉄道路線をいいます。
1964年に日本初の「新幹線」である東海道新幹線が開業したことにより、「新幹線」と、当時の日本国有鉄道の従来の路線を対比させる対義語として生まれた呼称です。
全国新幹線鉄道整備法では、「新幹線」を「主たる区間を列車が200km/h以上の高速度で走行できる幹線鉄道」と定義しており、高速運転を行うのに適した専用の車両、本線上に踏切のない専用の線路、1,067mmが一般的な「在来線」より幅の広い1,435mmのレール間隔、交流2万Vが一般的な「在来線」より高圧の2万5000Vの電圧などを用いて高速運転を行っています。
なお、「在来線」のレール間隔を「新幹線」と同じ1,435mmに拡大し、新幹線と直通運転できるようにした「ミニ新幹線」と呼ばれる区間の「山形新幹線」と「秋田新幹線」は、本線上に踏切があることや、最高速度が130km/h程度であることなどから、全国新幹線鉄道整備法の定義では「新幹線」には含まれていません。
■ Wikipedia 新幹線
■ Wikipedia 在来線
「新幹線」…JRグループが運営する日本の高速鉄道
「在来線」…JRグループが運営する新幹線以外の鉄道路線
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「新幹線」と「在来線」の違いは?