「ケーブルカー」と「ロープウェイ」「ゴンドラリフト」の違いは?

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「ケーブルカー」、「ロープウェイ」、「ゴンドラリフト」は、いずれも乗り物自体に動力を搭載せず、外部に設置された動力でワイヤロープなどを引っ張ることによって移動させる乗り物で、日本においては以下のように分類されるのが一般的です。

「ケーブルカー」とは、おもに山岳の急斜面などにおいて、車両につながれたケーブルを、巻上機で牽引することによって走行させる鉄道のことです。
ワイヤロープ(鋼索)を用いることから鉄道事業法では「鋼索鉄道(こうさくてつどう)」に分類されます。

「ロープウェイ」、「ゴンドラリフト」は、おもに地形の悪い山岳の急斜面などにおいて、空中を渡したロープに吊り下げた輸送用機器に人や貨物を乗せて輸送を行う交通機関のことです。
鉄道事業法では、いずれも「普通索道(ふつうさくどう)」に分類されます。

このうち「ロープウェイ」は、輸送用機器を支持するロープ(支索)と、牽引するロープ(曳索)が別になった複線のものをいいます。
レールの役割をする太いワイヤロープに、車輪のついたハンガー部が引っ掛かっており、細いワイヤーロープで引っ張って動きます。

一方、「ゴンドラリフト」は、輸送用機器を支持するロープ(支索)と、牽引するロープ(曳索)が1本の単線のものをいいます。
一本のワイヤロープに固定された輸送用機器が、ワイヤロープごと動きます。

■ Wikipedia ケーブルカー
■ Wikipedia 索道

「ケーブルカー」…車両につながれたケーブルを牽引して走行させる鉄道
「ロープウェイ」…架空ロープに吊り下げた輸送用機器のうち、支索と曳索が別のもの
「ゴンドラリフト」…架空ロープに吊り下げた輸送用機器のうち、支索と曳索が1本のもの