「双眼鏡」と「オペラグラス」の違いは?

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「双眼鏡」とは、遠方にある物体を拡大して見るための装置「望遠鏡」をふたつ平行に並べたもので、望遠鏡の一種です。
単眼鏡の望遠鏡と違い、拡大した対象物を両眼で見ることができるため、遠近感や立体感のある視野が得られることが特徴です。
対物レンズと接眼レンズの両方に凸レンズを使用し、上下逆になった「倒立像」をプリズムという光学素子で補正して上下左右そのままに見える「正立像」にしたものが一般的で、風景観察や動物観察、観劇、スポーツ観戦など様々な用途の双眼鏡があります。
倍率が10～30倍にもなる軍事用や天体観測に用いられる大型のものもあり、手振れ補正機能が付いたものや、望遠鏡のように三脚などに固定して使用するものもあります。

「オペラグラス」とは、オペラなどの観劇用に作られた「双眼鏡」の一種です。
対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを使用し、プリズムを省略した「ガリレオ式」と呼ばれる方式のものが一般的で、軽量で小型、携帯性の高いものが多いです。
倍率は2～6倍程度のものがほとんどで、安価な製品も多い一方で、富裕層向けに象牙や真珠など高級な素材を用いたものや、宝石や貴金属で豪華な装飾が施されたものもあります。
また、一般的ではありませんが「双眼鏡」ではなく単眼鏡の「オペラグラス」もあります。

■ Wikipedia 双眼鏡

「双眼鏡」…望遠鏡をふたつ平行に並べた装置
「オペラグラス」…オペラなどの観劇用に作られた軽量で小型な双眼鏡