「ハロウィン」と「感謝祭(サンクスギビングデー)」の違いは?

「ハロウィン」とは、毎年10月31日に行われる行事のことで、古代ケルト人による秋の収穫を祝う祭りがその発祥とされています。
もともとは悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でしたが、現代ではクリスマスに次ぐ民間行事として世界各国で様々なイベントが行われています。
精霊や魔女から身を守るためにケルト人が仮面をかぶっていたことに由来し、欧米や日本では「ハロウィン」に仮装をすることが定着しています。
英語圏では仮装をした小さい子供たちが「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」という言葉を唱えながら近所の家を周り、お菓子を集めて回る習慣があります。
「ハロウィン」を代表するシンボルは「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるカボチャを顔のようにくりぬき、中にロウソクを仕込んだランタンです。
英語での綴りは “Halloween” で、「ハロウィーン」や「ハローウィン」とカタカナ表記されることもあります。

「感謝祭」とは、毎年11月の第4木曜日に行われる行事のことで、イギリスから移住したピルグリムによるアメリカでの初めての収穫を祝う祭りがその発祥とされています。
もともとは大陸で無事に越冬するための術を教えてくれた先住民族インディアンを招待して開催した感謝の宴であったといわれていますが、現代では翌日のブラックフライデーや、その後の土日をあわせた4連休に親族や友人が集まって行う家族行事となっており、感謝の意を込めてプレゼントを贈りあうことも多いです。
アメリカでは七面鳥の丸焼きやパンプキンパイなどの定番料理を食べ、テレビでアメリカンフットボールの試合を観戦するなど家族と一緒に休日を過ごす習慣があります。
英語での綴りは “Thanksgiving Day” で、「サンクスギヴィングデー」や「サンクスギビングデイ」とカタカナ表記されることもあります。