高速道路を走っている最中によく目にする「SA (サービスエリア) 」と「PA (パーキングエリア) 」は、ドライバーのみなさんの疲れを取るなどの役割を果たしていますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
「SA (サービスエリア) 」は、高速道路上に、およそ50~60kmおきに設置されている、人と車が必要としているサービスを提供する施設です。
人が必要としているサービスは食事ができる場所やトイレ、車が必要としているサービスはガソリンスタンドなどです。
最近では、温泉施設やご当地グルメなどがあり、レジャー施設のような賑わいを見せている「SA」もあります。
しかし、全ての「SA」にそういった施設があるのかといえば、そうではありません。
スペースや利用状況に応じて、飲食店や売店、ガソリンスタンドがない「SA」もあります。
「PA (パーキングエリア) 」は、高速道路上に、およそ15~20kmおきに設置されているドライバーのみなさんの疲れや緊張をほぐすためのサービスを提供する施設です。
トイレは全ての「PA」に設置されていますが、売店などは必要に応じて設置されており、「SA」と比べてシンプルな作りになっているところが多いです。
しかし、「SA」と同じく、全ての「PA」がそういうわけではなく、利用状況に応じてガソリンスタンドが設置されていたり、売店やレストランが充実している「PA」もありますので、売店やレストランがあるから「SA」など、提供しているサービスでの区別は難しいです。
また、国土交通省によると、一般的にはサービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂給油所などが備わっており、パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店が備わっております、とありますので、厳密な区分があるというわけではないようです。
■ Wikipedia サービスエリア
■ Wikipedia パーキングエリア