「両生類(りょうせいるい)」とは、脊椎動物の分類群のひとつ「両生綱(りょうせいこう)」 に属する動物の総称で、カエル、イモリ、サンショウウオなどが代表的な「両生類」です。
「両生類」は、魚類から分かれて進化して、初めて陸に上がった生物群と考えられており、幼生期は鰓(えら)呼吸ですが、成長すると肺呼吸に変化することが最大の特徴です。
体表に鱗(うろこ)や体毛を持たず、粘膜に覆われた柔らかい皮膚を持ち、乾燥に弱いいため、水辺などの湿った環境が生息域の中心です。
また、「両生類」の卵には殻がなく、生活や繁殖に水中と陸上のいずれの環境も必要な動物であることが「両生類」と呼ばれる由来となっています。
一方「爬虫類(はちゅうるい)」とは、脊椎動物の分類群のひとつ「爬虫綱(はちゅうこう)」 に属する動物の総称で、ワニ、トカゲ、ヘビ、カメなどが代表的な「爬虫類」です。
「爬虫類」は、3億年前に「両生類」から分かれて進化した、地上で生活を全うできる生物群と考えられており、幼生期から肺呼吸をしています。
体表は硬い鱗で覆われ、陸上で素早く動けるように4本の脚と尾を持ち、卵は殻に覆われ乾燥に強くなっています。
なお、ヘビや一部のトカゲのように脚が退化している「爬虫類」もあります。
■ Wikipedia 両生類
■ Wikipedia 爬虫類
「両生類」…魚類から進化して初めて陸に上がった生物群
「爬虫類」…両生類から進化した地上で生活を全うできる生物群
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「両生類」と「爬虫類」の違いは?