「ピリオド」や「ドット」と呼ばれる記号は、PC上では同一の「.」で表示されますが、厳密には以下のように使い分けられることが多いです。
「ピリオド(period)」とは、英文などの横書き文書で文の終わりに打たれる句読点で、日本語では「終止符」になります。
「ピリオド」には、日本語文章で分の終わりに用いられる句点「。」と同じ役割があり、日本語文章における読点「、」は、英文ではカンマ「,」が用いられます。
一方「ドット(dot)」とは、点またはそれに近い円のことで、日本語では「小点」「ぽち」「ポツ」「小数点」「付点」など多くの意味があります。
日本語の中黒「・」や、アルファベットの「i」の上の点も「ドット」になります。
「ピリオド」も「ドット」のひとつですが、ドメイン名やIPアドレスなどの区切り文字に用いられる「ピリオド」は「ドット」と読まれるなど、終止符として用いられるもの以外を「ピリオド」と呼ぶことはほとんどありません。
また、同じ記号が小数点で用いられる場合は「ピリオド」でも「ドット」でもなく、「ポイント(point)」と呼ばれることが多いです。
なお「ドット」は、ファッション用語で水玉模様をドット柄と呼んだり、パソコンやテレビのモニターの画像出力の最小単位を「ドット」というなど、記号以外でも多くのシーンで用いられます。
■ Wikipedia 終止符
■ Wikipedia ドット
「ピリオド」…横書き文書で文の終わりに打たれる終止符
「ドット」…点またはそれに近い円
こちらの[違いは?]もどうぞ
「ピリオド」と「ドット」の違いは?