「錠(じょう)」とは、防犯、保安などの目的で建築物の戸や窓、乗り物の扉、金庫やスーツケースなどに取りつけて、開かないように固定するための機構のことで、英語では「ロック(lock)」といいます。
扉などに内蔵されたシリンダー錠や電子ロックのほか、持ち運びのできる南京錠などがあります。
「鍵(かぎ)」とは、「錠」の開閉操作をするための器具で、「錠」に挿入したり、かざしたりして使うものが一般的で、英語では「キー(key)」といいます。
一般的な金属製の「鍵」のほか、カードキーや生体認証キーなどもあります。
「錠」と「鍵」のセットを「錠前(じょうまえ)」といい、英語では「ロックセット(lockset)」といいます。
日本においては、日常的に「錠」のことを「鍵」ということも多く、「錠をかける・錠をする」ことを「鍵をかける・鍵をする」という場合がありますが、厳密には間違いといえます。
「錠」…戸や窓、扉などを開かないように固定するための機構
「鍵」…錠の開閉操作をするための器具
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「錠」と「鍵」の違いは?