「平家物語」は、平安時代末期の「源平合戦」といわれる「治承・寿永の乱」など、歴史上の事実に基づいて作られた物語といわれており、平清盛を中心とした平家の栄華と没落を描いた軍記物語です。
鎌倉時代(西暦1185年頃~1333年)に成立したとされている物語で、作者は諸説あるものの、歴史的な裏付けがないため不明となっています。
一方「源氏物語」は、架空の物語で、光源氏という架空の人物を主人公にした長編の恋愛小説といえます。
鎌倉時代より前の平安時代(西暦794年~1185年頃)の中期に成立したとされている物語で、作者は諸説あるものの、紫式部による作品というのが通説です。
「平家物語」と「源氏物語」は、フィクション・ノンフィクションの違いや、成立した時代、あらすじ、内容ともに全く別の物語ですが、「平家物語」の主要人物に源頼朝や源義経、木曾義仲などの源氏が登場し、平家と源家の戦が主軸になっていることから、まれに類似作品と勘違いされる場合があります。
■ Wikipedia 平家物語
■ Wikipedia 源氏物語
「平家物語」事実に基づいて作られた軍記物語
「源氏物語」架空の人物を主人公にした、フィクションの恋愛小説
こちらの[違いは?]もどうぞ
「平家物語」と「源氏物語」の違いは?