映画や小説など、創作物のジャンルである「サスペンス」と「ミステリー」ですが、監督や評論家各々の定義があり、明確な基準は存在しません。
一般的には、不安や緊張を抱いた不安定な心理状態を与える作品を「サスペンス」と呼び、その中でも特に犯人やトリック、主題とされている謎の部分が結末までわからないものを「ミステリー」と呼ぶことが多いといえます。
「ミステリー」においては、作者や脚本家、監督などの制作側が映像や文章でトリックやフェイク、ミスリードなどを駆使し、読者、視聴者などを騙し、結末に意外性を持たせる作品が多くみられます。
一方「サスペンス」は、緊張感や不安定な心理状態を、結末で解消することにより安心感や満足感を与える作品が多くみられます。
ちなみに「ミステリー小説」と「推理小説」は似たような意味をもちますが、小説以外の映像作品などでは「ミステリー」が使われることが多いです。
■ Wikipedia サスペンス
■ Wikipedia ミステリ
「サスペンス」は不安や緊張を抱いた不安定な心理状態を与える作品
「ミステリー」は犯人やトリック、謎が結末までわからない作品
こちらの[違いは?]もどうぞ
「サスペンス」と「ミステリー」の違いは?