「藤子・F・不二雄」と「藤子不二雄Ⓐ」の違いは?

「藤子・F・不二雄」さんと「藤子不二雄Ⓐ」さんは別人で、いずれも日本の漫画家です。
「オバケのQ太郎」などの作品で知られる漫画家ユニット「藤子不二雄」として2人で活動していましたが、1987年にコンビを解消したのちにそれぞれのペンネームに改称しました。
　

「藤子・F・不二雄」さんは、1933年12月1日生まれ、富山県出身の漫画家で、読みは「ふじこえふふじお」さん、本名は藤本弘さん、本名の読みは「ふじもとひろし」さん、ペンネームの「F」は本名「藤本」の頭文字です。
コンビ解消後1年ほどは「藤子不二雄Ⓕ」のペンネームで活動していました。
「藤子・F・不二雄」さんの代表作は「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」「エスパー魔美」「ジャングル黒べえ」などで、児童・少年向けの作品を多く手掛けたことから「白い藤子不二雄」と呼ばれることもあります。
1996年、肝不全により62歳の若さでこの世を去っています。

「藤子不二雄Ⓐ」さんは、1934年3月10日生まれ、富山県出身の漫画家で、読みは「ふじこふじおえー」さん、本名は安孫子素雄さん、本名の読みは「あびこもとお」さん、ペンネームのⒶは本名「安孫子」の頭文字です。
「藤子不二雄A」と表記されることや、本名の「安孫子素雄」名義で活動することもあります。
「藤子不二雄Ⓐ」さんの代表作は「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」「笑ゥせぇるすまん」「まんが道」などで、青年・大人向けの作品を多く手掛けたことから「黒い藤子不二雄」と呼ばれることもあります。
コンビ解消後はエッセイの執筆や映画のプロデュースなど多彩な方面で才能を発揮、本業の漫画以外にも活躍の場を拡げていましたが、2022年にご逝去されました。