りんご

りんご(林檎)」は、バラ科リンゴ属の落葉高木樹、またはその果実のことをいいます。
品種によってや収穫時期が異なりますが、主に9月~11月に収穫され、店頭に並び始めます。
暑さに弱く、熱帯での栽培は難しいため、原産地はカザフスタン南部、キルギスタン、タジキスタンなどの寒冷地とされています。
ここから、ヨーロッパやアジアルートで日本にも広まったと考えられています。
現在、日本で主に栽培されているものは、明治時代以降に導入されたもので、病害抵抗性、食味、収量などの点から品種改良が加えられ、およそ7500以上の品種が栽培されています。
食物繊維ビタミンCなどが豊富に含まれていることでも有名ですが、「りんご」に含まれる「リンゴポリフェノール」には脂肪の蓄積を抑制する効果があるとも言われており、朝食を「りんご」に置き換える「りんご」ダイエットが大ブームとなりました。
「りんご」に含まれている食物繊維のペクチンには整腸作用があり、このペクチンの働きによって、コーヒーに含まれているカフェインを摂取するよりも眠気覚ましに効果があると言われています。
食後、消化をするために血液が内臓に集中します。そのため、脳内の血液が減少し、眠気が生じます。整腸作用のあるペクチンで消化が促進されれば、内臓への血液集中を少し抑えることができ、眠気を抑えることができるのです。

梨

なし()」は、バラ科ナシ属の植物、またはその果実のことをいいます。
主な種類は、「和なし(日本なし)」、「中国なし」、「洋なし」の3種類で食用として世界中で栽培されています。
日本における「なし」とは、この「和なし(日本なし)」のことを指し、日本の中部地方以南や朝鮮半島南部、中国を原産とする野生種ヤマナシを基本種とする栽培品種群のことです。
「なし」もまた、品種によって異なりますが、7月下旬~9月頃にかけて収穫され、店頭に並び始めます。
7月下旬に収穫される「幸水」という名の品種は、とても甘く瑞々しいため、和なしの中でも人気の「なし」です。
「なし」は、石細胞と呼ばれる細胞により、シャリシャリとした独特の食感が生まれています。
石細胞とは、ペントザンやリグニンという物質が果肉に蓄積することで細胞壁が厚くなったもので、これは「洋なし」にも含まれるていますが「和なし」よりもその量が少ないために、食感に大きな差が生じます。


■ Wikipedia リンゴ
■ Wikipedia ナシ

「りんご(林檎)」は、9月~11月に旬を迎えるバラ科リンゴ属の果実
「なし(梨)」は、7月下旬~9月に旬を迎えるバラ科ナシ属の果実

「りんご」と「なし」の違いは?
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