「ピーナッツバター」、「バターピーナッツ」は、いずれもピーナッツの加工食品で、名称も似ているものの別の食品です。
「ピーナッツバター」とは、乾燥したピーナッツを炒って砕き、ペースト状になるまでミルやフードプロセッサーにかけた加工食品で、ジャムのようにパンに塗ったり、和え物や洋菓子、料理のタレやソースの材料にするなどして食されます。
「ピーナッツバター」は、ピーナッツに含まれる油分によりペースト状になるため、副材料はほとんど使用されておらずバターという名称がつくものの乳脂肪分は全く含まれていません。
日本においては、砂糖などで甘味をつけたものや、「ピーナッツバター」をベースに、砂糖や水あめなどの糖類、クリーム、ココアバター、食塩、脱脂粉乳などで調味し、パンなどに塗りやすくしたものを「ピーナッツクリーム」として販売しているものが多いです。
カタカナでは「ピーナツバター」と表記されることもあります。
「バターピーナッツ」とは、ピーナッツを炒ってバターなどの油脂を絡めて味付けした菓子をいい、おやつやおつまみとして食されることが多いです。
「バターピーナッツ」は和製英語で、「バターピーナツ」と表記されることや「バタピー」と略されることもあります。
なお、「バタピー」といった場合、パーム油などの植物性油脂と食塩などを使用し、バターを一切用いていない商品の商品名として使用されることも多く、「バターピーナッツ」の略ではなく、バター風味のピーナッツを指す呼称になっているといえます。
■ Wikipedia ピーナッツバター
■ Wikipedia ラッカセイ
「ピーナッツバター」…ピーナッツをペースト状した加工食品
「バターピーナッツ」…ピーナッツにバターなどの油脂を絡めて味付けした菓子
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「ピーナッツバター」と「バターピーナッツ」の違いは?