「サンタクロース」とは、クリスマス前日の夜(クリスマス・イヴ)に、子供たちにプレゼントを届けてくれるとされている架空の人物の名前です。
一般的な「サンタクロース」は、白いファーのついた赤い服と帽子をかぶり、白い髭を生やした小太りの老人男性の姿で、プレゼントを入れた大きな袋を担いでいます。
また、「サンタクロース」は北極に住み、移動手段はトナカイが引くソリで、煙突から家に入って靴下にプレゼントを入れるという設定であることが多いです。
一方「セントニコラウス」とは、西暦270年頃~350年頃の間に実在した人物で、かつてローマ帝国にあった地中海に面する町パタラ(現在のトルコ領)で生まれ、キリスト教の司教になり、リュキア地方の都市ミラで大主教になり、現在でもカトリック宗派で聖人として崇敬されています。
「セントニコラウス」には、貧しい商人の家の煙突から金貨を投げ入れて、商人の娘が娼婦になるのを救った逸話をはじめ、「セントニコラウス」の善意により様々な人々が救われたエピソードが伝承されており、ドイツでは現在も「セントニコラウス」の命日である12月6日を「聖ニコラウスの日」として祝う習慣があります。
特に子供の守護聖人として崇敬されている「セントニコラウス」は、子供たちにプレゼントを届ける「サンタクロース」のモデルになったともいわれています。
■ Wikipedia サンタクロース
■ Wikipedia ミラのニコラオス
「サンタクロース」…クリスマス・イヴにプレゼントを届けてくれるとされている架空の人物
「セントニコラウス」…サンタクロースのモデルになったともいわれている実在した人物
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「サンタクロース」と「セントニコラウス」の違いは?