「スリッポン」とは、英語で “slip-on” と書き、靴紐などがなく脱ぎ履きが容易な靴の総称です。
一般的に「スリッポン」というと、アメリカのシューズブランドVANSの製品に代表される靴紐がないスニーカーを指すことが多いですが、厳密にはローファーのような革靴や、婦人靴のパンプスも一種の「スリッポン」といえます。
「エスパドリーユ」とは、フランス語で “espadrille” と書き、麻縄(ジュート)で編まれた靴底にキャンバス地を組み合わせた軽量の靴のことです。
元々フランスとスペインの国境にあるバスク地方で、港湾労働者や船乗り、海兵が履いていたサンダル風の靴で、日本のわらじに似た履物でした。
近年、フランスのファッションブランドCHANEL(シャネル)が「エスパドリーユ」を発表したことから人気となり、現在ではカジュアルなリゾート・シューズ、タウン・シューズとして多数のブランドから、様々なデザインのものが発売されています。
「エスパドリーユ」には、脱ぎ履きが容易な「スリッポン」タイプのデザインが多く、日本でも「エスパ」と略称で呼ばれるなど春夏のカジュアルアイテムとして定着しつつあります。
「スリッポン」靴紐などがなく脱ぎ履きが容易な靴の総称
「エスパドリーユ」麻縄で編まれた靴底にキャンバス地を組み合わせた軽量の靴
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