日本において「ココア」とは、一般的にココアパウダーに砂糖や粉乳を加えた粉末の「調整ココア」や、「調整ココア」を牛乳やお湯に溶かした飲料のことを指します。
ココアパウダーは、カカオ豆の胚乳を発酵、乾燥、焙煎、磨砕し、冷却・固化したカカオマスから、脂肪分であるココアバターを搾った残りを粉末状にしたもので、チョコレートや洋菓子の原材料のひとつです。
一方「ミロ」は、スイスに本社を置く食品・飲料会社のネスレ社が製造、発売するココア味の機能性飲料のブランド・商品名で、日本では日本法人のネスレ日本株式会社が「強い子のミロ」をキャッチフレーズに、1973年から販売しています。
日本においては粉末の製品を牛乳に溶かして飲む商品が一般的ですが、缶入り飲料の「ミロ」や、チョコレートバー、シリアルなどの製品を発売している国もあります。
「ミロ」は、大麦の麦粒を発芽させ、麦芽糖やたんぱく質などの栄養素を豊富に含んだ麦芽エキスを主成分としている麦芽飲料で、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、カルシウム、鉄分の7つの栄養素が含まれています。
「ミロ」には原材料としてココアパウダーが含まれているため、「ココア」の風味がします。
■ Wikipedia ココア
■ Wikipedia ネスレ・ミロ
「ココア」カカオ豆から作られるココアパウダーに砂糖や粉乳を加えた粉末や、牛乳などに溶かした飲料
「ミロ」ネスレ社が製造、発売するココア味の麦芽飲料
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