「廃墟」とは、「はいきょ」と読み、放置されて荒れ果てた状態になった建築物や施設、集落などの総称です。
長期間使用されてない建築物や、たとえ廃業・廃止された施設でも、適切な維持管理がされているものは「廃墟」にはあたりません。
「廃屋」とは、「はいおく」と読み、住人がおらず、適切な維持管理がされていない民家のことを指します。
「廃屋」は「廃家(はいか)」ともいい、「廃墟」の中でも特に、放置されて荒れ果てた状態になった家屋、民家のみを指す個別の呼称です。
「廃墟」には、「廃屋」以外にも、学校の場合「廃校」、工場なら「廃工場」、病院は「廃病院」、集落からすべての住民がいなくなった地区を「廃村」、使われなくなり朽ち果てた道を「廃道」と呼ぶなど、施設による個別の呼称が使われることも多いといえます。
なお、歴史的、文化的な価値が認められた建造物などは、ほとんどの場合維持管理されているため「廃墟」にはあたらず、「遺跡」と呼ばれます。
「廃墟」…放置されて荒れ果てた状態になった建築物や施設、集落などの総称
「廃屋」…住人がおらず、適切な維持管理がされていない民家
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「廃墟」と「廃屋」の違いは?