いずれも世界有数の原油産出国として知られる中東の国家「イラン」と「イラク」ですが、位置関係は下の地図のように東に「イラン」、西に「イラク」と国境を接する隣国同士です。
「イラン」は正式にはイラン・イスラム共和国といい、首都はテヘラン、国土は日本の約4.3倍、民族はペルシア人で、公用語はペルシア語です。
「イラク」は正式にはイラク共和国といい、首都はバグダード、国土は日本の約1.1倍、民族はアラブ人が8割で、他にクルド人、アッシリア人などが住み、公用語はアラビア語とクルド語です。
尚、公用語のペルシア語とアラビア語は、似ているように見えますが、日本語と中国語のように全く別の言語ですのでほとんど通じません。
「イラン」も「イラク」もイスラム教の国家ですが、イスラム教にはシーア派・スンニ派など様々な宗派があり、さらに同じ宗派の中でも分派であったり、主義勢力が異なると、解釈の違いからお互い敵視、対立、衝突することが多々あります。
1980年にイラク軍の奇襲攻撃によりはじまった、国境をめぐるイラン・イラク戦争は、1988年まで続きました。
■ Wikipedia イラン
■ Wikipedia イラク
■ Wikipedia イラン・イラク戦争
「イラン」の首都はテヘラン、国土は日本の約4.3倍、民族はペルシア人で、公用語はペルシア語
「イラク」の首都はバグダード、国土は日本の約1.1倍、民族は8割アラブ人、公用語はアラビア語・クルド語
いずれも中東、イスラム教国家
こちらの[違いは?]もどうぞ
「イラン」と「イラク」の違いは?