「収入印紙」と「収入証紙」は、いずれも税金や手数料などを納めるための切手に似た証票で、その名称も一文字違いと似ていますが、発行期間が違い互換性はありません。
財務省、つまり国が発行する「収入印紙」は印紙税や登録税、手数料、罰金などを徴収するために発行されており、郵便局や法務局、郵便切手類販売所、印紙売りさばき所で販売されています。
額面は1円~100,000円まで31種類発行されており、所定の金額を貼付、押印することで納付したことになります。
一般的になじみが深いのは「金銭又は有価証券の受取書」、すなわち「領収書」に貼る印紙税で、2014年4月1日以降は税込54,000円以上の領収書に「収入印紙」を貼付、押印する必要があります。
一方「収入証紙」は、地方公共団体が条例に基づき発効しており、各地方公共団体によりデザインや販売場所も異なっています。
「収入証紙」で一般的になじみ深いのは運転免許試験の申請や運転免許証交付の際、申請書に貼ることで手数料とする自治体が多くみられますす。
ただ「収入証紙」は、東京都や広島県などの一部自治体では廃止されており、市町村レベルでも大阪市や京都市、川越市が廃止するなど、「収入証紙」を廃止する動きも出てきています。
■ Wikipedia 収入印紙
■ Wikipedia 収入証紙
「収入印紙」は国が発行、「収入証紙」は地方公共団体が発行する、それぞれの機関へ租税、手数料を納付するための証票
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「収入印紙」と「収入証紙」の違いは?