「灯篭流し」、「精霊流し」は、いずれも死者の魂を弔う日本のお盆の行事「送り火」の一種です。
「送り火」とは、お盆の始めに「迎え火」をして迎え入れた先祖の霊を、お盆の終わりに現世から再びあの世に送り出すための火や、火を焚く行事のことを指します。
夏に全国各地で行われる花火大会も、元々「送り火」の行事からはじまったとされるものも少なくありません。
「灯篭流し」は「とうろうながし」と読み、死者の魂を弔って灯籠やお盆の供え物を海や川に流す日本全国で行われている行事の総称です。
「精霊流し」は「しょうろうながし」と読み、長崎県内各地やその近隣で行われる「送り火」の一種で、初盆を迎えた故人の家族が精霊船と呼ばれる船を引いて「流し場」と呼ばれる場所に運ぶ行事です。
現在、ほとんどの地域で精霊船を実際に海に流すことはなく、流し場で解体されます。
故人の霊が乗っているとされている精霊船が提灯や造花などで飾られ、祭の山車のように豪華な事や、運ぶ道中を清めるために、大量の爆竹が鳴らされることも「精霊流し」の大きな特徴といえます。
■ Wikipedia 灯篭流し
■ Wikipedia 精霊流し
「灯篭流し」…死者の魂を弔って灯籠やお盆の供え物を海や川に流す日本全国で行われている行事の総称
「精霊流し」…長崎県内各地や近隣で行われる、初盆を迎えた故人の家族が精霊船を流し場まで運ぶ行事
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