主に2人組の芸人によって行われる話芸の「漫才」は、コント漫才しゃべくり漫才のふたつに大別されます。
   

コント漫才」とは、漫才として開始するものの、ネタの途中で特定のシチュエーションを模した寸劇芝居に突入する漫才です。
ボケツッコミのいずれかが「なってみたかった職業」や「やってみたかった役柄」などを提示し、相方もそれに相応した役柄を演じてネタを展開する場合や、いずれか一方は役柄を演じるのに、もう一方が演じずにネタをすすめる場合などがあります。
普段はコントでネタを作っているグループが、コントのネタを漫才に流用する場合など、ネタの大半がコントのような展開になっている場合もありますが、コントとの決定的な違いは、導入部は漫才として開始し、終了時もツッコミ役の「もうええわ」等の決め台詞で終わることや、コントのように役やキャラクターに応じた服装やメイク、小道具などを用いない点があげられます。

一方、「しゃべくり漫才」とは、正統派漫才ともいわれ、単純に話術・話芸のみで行なう漫才のことです。
コンビの場合ボケとツッコミに分かれて会話をし、その滑稽な掛け合いで観客を笑わせます。
ツッコミがネタを進行するパターンや、ボケがネタを進行するパターン、掛け合いで進行するパターンなど様々な漫才がありますが、いずれの場合も役柄を演じるのではなく、会話のみで展開する漫才を「しゃべくり漫才」と呼びます。


■ Wikipedia コント漫才
■ Wikipedia しゃべくり漫才

「コント漫才」…ネタの途中で特定のシチュエーションを模した寸劇・芝居に突入する漫才
「しゃべくり漫才」…単純に話術・話芸のみで行なう正統派漫才

「コント漫才」と「しゃべくり漫才」の違いは?
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