金閣寺銀閣寺は、いずれも京都府京都市にある臨済宗相国派の寺院で、ともに「古都京都の文化財」を構成する文化遺産としてユネスコ世界遺産リストに登録されています。

「金閣寺」とは、1397年に足利幕府三代目将軍の足利義満によって創建された寺で、正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。
一般的に「金閣」と呼ばれる建物は鹿苑寺の舎利殿(しゃりでん)で、金箔を貼った豪華な外観が有名で、公家文化と武士文化、さらに日明貿易で入ってきた大陸文化が融合した北山文化(ほくざんぶんか)を代表する建造物とされています。
なお、鹿苑寺舎利殿は1950年に放火による火災で一度全焼しており、現存の舎利殿は1955年に再建されたものになります。
鹿苑寺舎利殿(金閣)

「銀閣寺」とは、1490年に足利幕府八代目将軍の足利義政によって創建された寺で、正式名称は慈照寺(じしょうじ)といいます。
一般的に「銀閣」と呼ばれる建物は慈照寺の観音殿(かんのんでん)で、銀箔は貼られておらず黒漆塗の外観をしています。
「銀閣寺」は、祖父の足利義満が建てた「金閣寺」を模して建てられたといわれており、銀箔が貼られていないのは「財政事情で貼れなかった」「銀箔を貼る前に足利義政が他界した」など諸説ありますが、その簡素で気品のある外観は、貴族的で華麗な北山文化に対して、室町時代中後期に栄えた「わび・さび」に通じる東山文化(とうざんぶんか)を代表する建造物とされています。

慈照寺観音殿(銀閣)


■ Wikipedia 鹿苑寺
■ Wikipedia 慈照寺

「金閣寺」…1397年に足利義満によって創建された寺で、正式名称は鹿苑寺
「銀閣寺」…1490年に足利義政によって創建された寺で、正式名称は慈照寺

「金閣寺」と「銀閣寺」の違いは?
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