夏の甲子園大会

高校野球(硬式)の大会は、秋季、春季、夏季に各都道府県大会が行われます。

例年3月下旬から4月にかけて阪神甲子園球場で開催される春の甲子園大会は、正式名称を「選抜高等学校野球大会」といい、日本高等学校野球連盟(高野連)と毎日新聞社主催の高校野球大会です。

夏に3年生が引退した後、2年生中心の新チーム体制になって最初の大会、公式戦でもある秋季都道府県大会と、その都道府県大会上位者による秋季地区大会の実績に、地域的なバランスを考慮し、選考委員会により選出された一般枠28校に、21世紀枠、明治神宮大会枠といった特別枠の選出校をあわせて、トーナメント方式で行われます。

一般枠は、北海道1校、東北2校、関東東京6校、北信越2校、東海2校、近畿6校、中国四国5校、 九州4校の計28校で、21世紀枠は部員不足などの困難を克服した学校や、他校の模範となる学校から選出(通常3校)、明治神宮大会枠は前年11月の明治神宮大会優勝高校の地区から1校選出されます。

優勝校には紫紺の優勝旗が贈られます。

「春の甲子園大会」は、近年では「センバツ」と略されることもあります。

例年8月に阪神甲子園球場で開催される夏の甲子園大会は、正式名称を「全国高等学校野球選手権大会」といい、日本高等学校野球連盟(高野連)と朝日新聞社主催の高校野球全国大会です。

夏季都道府県大会を勝ち上がった各府県から1校ずつと、北海道から南北海道・北北海道の2校、東京都から東東京・西東京の2校、計49校のトーナメント方式で行われます。

優勝校には深紅の優勝旗が贈られます。

高校野球において単に「甲子園」といった場合、「夏の甲子園大会」を指すことがほとんどです。


■ Wikipedia 選抜高等学校野球大会
■ Wikipedia 全国高等学校野球選手権大会

「春の甲子園大会」は前年秋の成績を参考に、選考委員会により選出された約32校による高校野球の大会
「夏の甲子園大会」は各都道府県地区を勝ち上がった49校の代表校による高校野球の大会

高校野球「春の甲子園大会」と「夏の甲子園大会」の違いは?
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