水

軟水硬水ではどのような違いがあるのか、そもそも、「軟「硬水」というのは一体何なのか知らない人の方が多いのではないでしょうか。
水には主にカルシウムイオンマグネシウムイオンが含まれていています。
水1リットルの中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」と呼び、この数値が高いか低いかによって「軟水」「硬水」を区別しています。

カルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を算出する方法は国によって異なりますが、日本ではこのカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれている量を算出する計算式で導き出された硬度の数値が0~100mg/l未満のものを「軟水」と呼び、300mg/l以上の水を「硬水」と呼びます。
※硬度100mg/l~300mg/l未満の水は「中硬水」と呼びます。
余談ですが、WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/l未満を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」と呼んでいます。

ヨーロッパや北米には「硬水」が多く存在し、「硬水」は、カフェインなどが溶けにくく、コーヒー紅茶には適しません。
反対に、日本の約80%の水は「軟水」です。
そのため、海外旅行などででシャワーを浴びた際に、あわ立ちにくくがきしんでいるように感じるのは旅先の水が「硬水」で、普段「軟水」を使用している日本人の髪に合わないのが原因のひとつです。
また、カフェインなどが溶けづらい「硬水」とは違い、「軟水」はお茶、コーヒーなどを入れるのに非常に向いています。
ミネラルが豊富に含まれている「硬水」ダイエット便秘解消に効果的とも言われていますが、「硬水」を飲み慣れていない日本人が急に大量の「硬水」を飲んでしまうと腸を悪くしてしまう恐れがありますので注意が必要です。
「軟水」「硬水」は、見た目には違いはありませんが、「軟水」は口当たりがまろやかに感じ、「硬水」はしっかりとした味わいがあります。


■ Wikipedia 軟水
■ Wikipedia 硬水
■ Wikipedia 硬度 (水)

「軟水」はカルシウムイオンとマグネシウムイオン量が100mg/l未満、「硬水」は300mg/l以上のもの(日本の計算式)

「軟水」と「硬水」の違いは?
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