世界遺産とは、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を有するとして、1972年のユネスコ総会で制定された国際条約「世界遺産条約」に基づき、世界遺産リストに登録された文化財遺跡、自然環境などの有形の不動産の総称です。
「世界遺産」は、各国政府が推薦する物件から、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審査を経て、21カ国(任期6年)からなる世界遺産委員会の最終審議により世界遺産リストに収録される物件の指定が行われます。
 
文化遺産 原爆ドーム

文化遺産とは、「世界遺産」の分類のひとつで、「顕著な普遍的価値」を有する建築物や遺跡など社会の歴史のなかで長期間にわたって維持継承されてきた文化財で、「世界文化遺産」と呼ぶこともあります。
「文化遺産」は、2016年現在世界中で814件の登録があり、登録件数が最も多い国は47件が「文化遺産」として登録されているイタリアです。
日本では­法隆寺地域仏教建造物(奈良県)、­姫路城(兵庫県)、古都京都の文化財(京都府)、白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県富山県)、­原爆ドーム(広島県)、厳島神社(広島県)、古都奈良の文化財(奈良県)、日光の社寺(栃木県)、­琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県)、­紀伊山地の霊場と参詣道(和歌山県、奈良県、三重県)、石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県)、平泉 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(岩手県)、富士山 信仰の対象と芸術の源泉(静岡県山梨県)、富岡製糸場と産業遺産群(群馬県)、­明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業(山口県福岡県佐賀県長崎県熊本県鹿児島県・岩手県・静岡県) 、国立西洋美術館本館(東京都)の16件が「文化遺産」として登録されています。

自然遺産 屋久島

自然遺産とは、「世界遺産」の分類のひとつで、「顕著な普遍的価値」を有する景観や地形絶滅危惧種の動植物の生息地など世界的に価値がある自然現象または地域で、「世界自然遺産」と呼ぶこともあります。
「自然遺産」は、2016年現在世界中で203件の登録があり、登録件数が最も多い国は12件が「自然遺産」として登録されているオーストラリアです。
日本では­屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森県秋田県)、知床(北海道)、­小笠原諸島(東京都)の4件が「自然遺産」として登録されています。

また、「世界遺産」には、「文化遺産」「自然遺産」いずれも登録基準を満たした「複合遺産」に分類されるものもあり、2016年現在世界中で35件の登録があります。
日本には現在のところ「複合遺産」として登録されている物件はありません。


■ Wikipedia 世界遺産
■ Wikipedia 文化遺産 (世界遺産)
■ Wikipedia 自然遺産 (世界遺産)

「世界遺産」…「顕著な普遍的価値」を有するとして世界遺産リストに登録された不動産の総称
「文化遺産」…世界遺産の分類のひとつで長期間にわたって維持継承されてきた文化財
「自然遺産」…世界遺産の分類のひとつで世界的に価値がある自然現象または地域

「世界遺産」と「文化遺産」「自然遺産」の違いは?
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